去る10月15日、私はアメリカ、フランス、カナダ、オーストラリア・ニュージーランドの各在日商工会議所の共催で行われたイベントで、バクスター日本法人 代表取締役 グレン・アーガイル氏にインタビューさせて頂きました。以下は、この対談での私の主な学びです。
- リーダーが望む文化を自ら形づくる。 「日本の企業文化」は一つではありません。日本には多様な企業文化があり、その中でも特に成功しているグローバル企業は、リーダーが意図的に築いた独自の企業文化を持っています。
- 成長は、リーダーシップを「逆転」させたときに起こる。 逆三角形を思い浮かべてください。リーダーはメンバーを支えるために存在するもので、その逆ではありません。問うべきは「あなたから何が必要か?」ではなく、「あなたが成功するために、私は何をすればよいか?」なのです。
- 顧客中心主義は、その「逆ピラミッド型」リーダーシップの延長線上にある。 顧客の成功を支援するには、組織の枠を超えてこのリーダーシップの考え方を適用すれば良いのです。
- 優秀な人材を迅速に採用するには、積極的に動かねばならない。時には引き抜くことも必要。 面接にはリーダー自身が直接関わることが不可欠です。魅力的なビジョンと真の情熱が、ふさわしい人材を惹きつけます。採用エージェントが役立つのは、彼らがリーダーのビジョンとストーリーを完全に理解している場合に限られます。
- 強い企業文化があれば、社員は働き続けるかどうかを自然に自ら選択する。 フィットしない人を後から排除するよりも、明確で魅力的な文化を構築し、合わない人が早い段階で自然に離れていくようにするほうが、はるかに健全です。
- イノベーションを制約するのは資金ではなく、規制。 日本の製薬業界には十分な資本があります。本当のボトルネックは、時間がかかり煩雑な承認プロセスにあります。業界のリーダーたちは協力して、このプロセスを効率化するべきです。
- 製薬業界は、「AIブーム」以前からAIを活用してきた。 人工知能は「AI」という言葉が流行するずっと前から、製薬企業のツールキットの一部として活用されてきました。
