conversation with martin steenks

「CONVERSATION WITH マーティン・スティーンクス氏(ドミノ・ピザ・ジャパン CEO)」から学んだこと

2024年10月9日、在日米国商工会議所、オーストラリア・ニュージーランド商工会議所、オランダ商工会議所の共催で行われた「Conversation with」イベントにて、ドミノ・ピザ・ジャパンのCEOであるマーティン・スティーンクス氏にインタビューさせて頂きました。このインタビューで私が学ばせて頂いたことをシェア致します。

  1. 世界でも最高レベルの製品開発は日本から生まれることが多い。日本市場向けに製品を開発する企業は、他の多くの市場でも魅力的な製品を持つことに気づくことがよくある。
  2. 「インスパイアされた製品開発」は「新しい製品開発」を凌駕する。単に「新しい」だけでは十分ではない。インスパイアされ、革新的で破壊的な製品が圧倒的に強い。
  3. フランチャイズオーナーからその国担当のマネージャーとなる人材を選ぶということにすれば、それはビジネス全体に起業家精神を吹き込むことにつながる。フランチャイズオーナーの中からマネージャーを選ぶことにより、フランチャイズオーナーと本社との間に即座に信頼関係が築かれる。リーダーがフランチャイズオーナーの一人でもあるからだ。
  4. バックオフィスや本社の管理職が現場で働くことで、業務の改善点が理解される。会計士、ITマネージャー、マーケティングマネージャー、財務マネージャー、CEOなど、すべてのスタッフが最低でも年に数回、現場でピザを作ることになっている。そうすることにより、自分の仕事がどのように影響を与えるか、何を改善すべきかを深く理解できる。
  5. B2Cのeコマースシステムを活用したテスト環境での実験は、リアルタイムで即座に結果を得るための最良の方法。新製品をテストし、即座に結果を得るために、B2Cのeコマースシステムを利用することは効果的である。
  6. 失敗を学びと捉えることが迅速な革新と結果改善の鍵。失敗に対して恥ずかしさや非難を感じるのではなく、毎週の報告と振り返りを行えば、ビジネスの成長が加速する。あなたはスタッフに「失敗して欲しい、そのデータが欲しいから!」と本気で言ったことはあるだろうか。
  7. スタッフとの休憩中の会話は、会議室での報告よりも効果的。信頼と率直さが目標であるなら、会議室での報告よりも、カジュアルな対話の方が効果がある。
  8. 厳しい経済状況でビジネスを始めたフランチャイズオーナーの成功率は高い。困難な経済状況が優秀な人材を育てる試練の場となり、好景気の中で始めたオーナーよりも成功率が高くなる。
  9. リーダーシップの能力が結果に大きな影響を与える。優れたリーダーは、インフラやリソースが限られていても、また経済的な逆風があっても、優れた成果を生み出すことができる。マネージャーが外的要因を理由に業績不振を正当化することを許容してはならない。

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