conversation with Aytekin Hildiz

「CONVERSATION WITH アイテキン ユルドゥズ氏(ベル ジャポン株式会社 代表取締役)」から学んだこと

2024年9月12日、私と同僚のマニグリエ 真矢は、フランス商工会の主催で、ベル ジャポン株式会社代表取締役アイテキン ユルドゥズ氏との公開対談イベントを執り行わせていただきました。

フランスに本社を置くベル・グループは、ヘルシー・スナック食品業界ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ベル・グループのチーズ製品であるKiri(キリ)、Laughing Cow、そして赤い包装で有名なBabybelについては、たとえ口にしたことはなくとも、耳にしたことはあるのではないでしょうか。

以下、ユルドゥズ氏との会話から私が学んだことをシェアさせて頂きます。

  1. イノベーションには、失敗を受け入れることが必要だ。リーダーとして、アイデアを出すという行動に対して、それが成功するかどうかにかかわらず、人々に感謝し、報酬を与えなければならない。
  2. 大胆でローカルなイノベーションを本社に納得させる最善の方法は、グループや委員会との評価会議の前に、主要幹部と1対1で会話し、個人的な親交を深めることである。日本ではこのやり方は一般的で、「根回し」として知られているが、同じやり方は日本以外でも有効である。
  3. 部下が大胆なアイデアを思いつき、それをためらうことなく発表することを期待しているのであれば、自分でも上司に対して同様にしていることを見せるべきである。
  4. 営業マンは往々にして「お客様は神様」コンプレックスを持っており、顧客に従属的であるべきと感じている。たとえ顧客の利益にならない要求であってもだ。営業は崇高な職業である。営業マンは顧客のビジネスや生活の質の向上を支援する。顧客のためであれば、顧客と対立しても構わない。リーダーであるあなたも、営業担当者にそういった姿勢を期待するのであれば、顧客に対して同じ大胆さを示す必要がある。
  5. イノベーションは、ビジネスの成長、さらには安定した状態を維持するための唯一の道である。イノベーションの欠如は、必然的に衰退を招く。
  6. イノベーションは、製品だけでなく、販売プロセス、マーケティング、生産プロセス、配送チャネル、パッケージングなどにも及ぶ。役割に関係なく、すべての従業員がイノベーションに責任を負っている。

conversation with Aytekin Yidiz

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